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ダニ媒介脳炎をご存知ですか?

2020.11.19 更新

ダニ媒介脳炎とは日本脳炎と同じフラビウイルス科フラビウイルス属に分類されるダニ媒介脳炎ウイルスによって引き起きこされる感染症で、

主にマダニの刺咬によって感染します。日本では北海道のみで確認されており、1993年以降5例の報告があり、うち2例が死亡しています。

潜伏期は7~14日で、頭痛・発熱・悪心・嘔吐が見られ、極期には精神錯乱・昏睡・痙攣および麻痺などの脳炎症状が出現することがあります。

死亡率は0.5~20%です。感染しても70~98%は無症状です。北海道の自衛隊員292人の検査をしたところ2人に抗体を認めました。

特異的な治療法はありません。海外ではワクチンが行われています。

ダニ媒介感染症